2019年4月から飛行機の燃油サーチャージが値下げとなります。
JALは燃油サーチャージ価格を「ゾーン」と呼んでいますが、それの準じるのであれば、今回の改定はゾーンE→ゾーンBになります。ANAも同様の区分です。
日本とハワイでいえば、11,000円→4,000円になります。これが片道分になりますので、一人あたり往復で14,000円も燃油サーチャージが安くなるってことになります。
燃油サーチャージとは?
燃料価格の上下に応じて発生する追加コスト分です。
Wikipedia(ケロシン)
ケロシンを主成分として、灯油、ジェット燃料、ケロシン系ロケット燃料などの石油製品が作られる。灯油は成分的にはほぼケロシンだが、日本では灯油をケロシンと呼ぶことはまれで、ケロシンといえばジェット燃料やロケット燃料のことが多い。
日系航空会社(ANA/JAL)はどちらも、シンガポールケロシン市況価格を指標としており、過去2か月の平均に基づいて燃油サーチャージを決めています。
2019年4月~の燃油サーチャージは、2018年12月~2019年1がつの平均価格を元に決められます。なので、燃油サーチャージがが2019年4月から大きく下がるってこと自体は2月くらいにはわかっていたことなんですけどね。
どのくらい安くなるの?
JAL、ANAの場合は以下のようになります。
- 日本⇔北米・欧州・オセアニア:17,500円→7,000円
- 日本⇔ ハワイ・インド・インドネシア:11,000円→4,000円
- 日本⇔ タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア:8,500円→3,000円
かなりの値下げになります。ちなみに、特典航空券(マイル予約)の場合も燃油サーチャージは別途となっていますので、燃油サーチャージが下がった今、特典航空券での海外旅行はかなりお安くなっています。
燃油サーチャージの基準は発券日(購入時)
なので、たとえば2019年3月31日に購入した、2019年4月20日発の航空券代金は変更前(ゾーンE)のサーチャージが必要になります。
この差額は返金されません(逆に、サーチャージが上昇する場合でも以前の発券ならそのままのサーチャージでOKです)。
キャンセルできる予約をしている場合は、一旦キャンセルをして、予約を取り直すという方法をとることで燃油サーチャージを安くすることはできます。
キャンセル料とサーチャージを天秤にかけて判断することになりますね。